もやし

ジュピターズ・ムーンのもやしのレビュー・感想・評価

ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)
4.0
一度は見てみたかった話題作(でもないのかな?笑)。


シリアからハンガリーへの違法入国の集団が国境警備隊に見つかり、逃げる際に一人の青年が銃弾を3発浴びて倒れる。
すると彼は突然空中に浮かび上がり…

何と彼は重力を操り、空中に浮かぶことができるようになっていたのであった。

そしてハンガリーで医療ミスにより高額の賠償金を請求され首が回らなくなっていた医者に、その能力を金儲けに利用される。



神がテーマの映画だと思う。
彼の能力は見た者に神を連想させる。

そして現代の社会問題を随所に描くことで、その中における、神のような何か、がどのように際立つかが描かれる。


色々と考えを巡らせるには最適な映画だけど、正直とても退屈な映画です笑
脚本は断片的で散漫。話を理解するのに多少の苦労を要します。

何でこんな脚本を思い付いたのか想像もつかないってことがこの映画の面白いところかな。


神って何なんだろうなあ。
何度も書くけど妹がクリスチャンで、以前は結構毒の強いギラギラした感じの奴だったんですけど笑、神の存在を確信してからはだいぶ穏やかになったんですよね。
その穏やかさがある意味ちょっと嫌な感じもしなくもないんですけど、神を確信したらこんなに芯が強くなるんだなと羨ましい気持ちになることが何度もあります。

俺も生きる上で何らかの確信が欲しいなと正直思います。
まあ確信を持って生きるっていうのは、ある意味では他人に悪影響をもたらす気もしてしまうのであれなんですが…

でも超常的な何かをすんなり信じられる人間になりたいなとは思います。
もやし

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