ジュピターズ・ムーンの作品情報・感想・評価

「ジュピターズ・ムーン」に投稿された感想・評価

【ネタバレなし】

ある事をきっかけに、宙を飛べる能力に目覚めた不法移民の少年の物語…

なんですが…視覚的に分かりやすい空中に浮く能力はいいとして、他の能力があまり明確に提示されず(でも確実にはあるよう)、暫くは???でした

これから観たい人は、もしかしたら予め知ってた方がいいかも。

そして、『ハードコア』(“Hardcore Henry”)のような一人称視点で描かれたり、長回しや手持ちカメラを使った緊迫感のある映像は、かなりアクションを意識させる一方、『ベルリン・天使の詩』のように宙を舞う詩的な雰囲気の映像もあり、アクションヒーローを撮りたいのかアートなのか?、必要なの?と思えるエロいシーンがあったり、だからといってそれらのショットの選択が的確か?と言えばそうでもなかったようでもあり…。

少年の逃亡を手助けしながらも、ある目的のために利用する医者や、なぜか執拗に追う刑事(?)、そもそも少年はどこに向かいたいのか?など、劇中では、それぞれの思惑があまり明確に説明されず(その地域の基礎的なな知識が必要だったのか?それとも常識の範囲内だったのか?)、彼らの行動と目的の意図がとにかく分かりにくく感じて、自分はついていけませんでした。

かなり意図的なのか?作風なのか?
物語の作り方が、自分の感覚と極端に合わなかっただけかもしれません。

ただ、実際ワイヤーで吊っているのか、合成なのか分かりませんが、最近のCG映像とは明らかに一線を画す雰囲気の、宙を舞う映像だけは確かに凄くて、この迫力はスクリーンじゃないと分からないものだとは思います。
TM

TMの感想・評価

3.1
医療ミスを犯して転落人生のドクターと天使のように空を飛べるようになった青年の逃避行ドラマ。

とにかくこの天使くんの浮遊映像の不思議さが魅力の映画。

内容は特にないです。

人を見下し、したたかでずる賢いが横柄な態度のドクターが、最期は改心して人の為の道になるというようなお話ですが、考えさせられるよなポイントがあまりないです。

でもなんか魅力的な登場人物たちと、ハラハラさせられるカーチェイスやテロはなかなかの見応えがありました。

展開としては、パフュームのような感じですね。もう少し、喜劇のように振ったりしてテンポ良いと面白かったのかもしれないですね。
ハンガリー映画は初めてだったので、これからも世界に目を向けて、たくさんのユニークな映画が出てきてくれることに期待です!
映像と音楽がよかった
木星の衛星エウロパ。生命の可能性がある天体だ。シリア難民から見た欧州諸国と掛けたか。
突如浮遊する彼。彼はシリア難民ではあるが、見上げた人達はどう感じたのか。貧富の差なく日本で言う御布施のよなお金を手渡すことから、神の使いの様に畏敬の念を抱いたのだろう。
難民の話なんだけど突然浮遊するので一貫性はない。その能力で活躍するわけでもないので逆に神秘的だ。理由がないものに意味を持たせたくなるからかもしれない。
🔶

【説明】
木星には67の月があり
最大の4つはガリレオが発見した
1つの月には塩の海があり
新たな命の揺りかごとなる可能性がある
その月はEUROPA(エウロパ)と名付けられた


難民としてダシュニ親子が逃げ続けているようでした
息子が主人公になるようです
不幸な出来事も起き先も不安な進み方です
もう一方は医師の方で仕事で失敗しお金中心の生き方になっています
息子ダシュニと医師が二人で行動
この人達を追い詰めようとするのは1人の警官です
基本はこの3人がメイン


理解しにくい内容でした
まず気になったのは衛星であるエウロパ
ギリシア神話から名前が関連してるようです
ここは今回あえてスルー
次は重力ですが解説には地球と比べかなり小さいみたいです
考え続けて、これでは全くこの作品を知るヒントにもならない気がしました
セリフには聖書、神、天使、信じる信じないとかところどころあるので宗教は含まれているんだとは思えました
それでもなんかしっくりこない
最後にこれかなと思えたのは
レ・ミゼラブルです
登場人物と哲学的なことで何か一番近いものを感じました
全て似てる訳ではないんですが、どの人間にも変わる可能性がある
それを頑なに受け付けない警部補ジャヴェール

本作の警官はジャヴェールともダブる
途中で止めるところの対応とかが
____________________

ゾンボル・ヤェーゲル♠アリアン・ダシュニ
メラーブ・ニニッゼ♠シュテルン・ガーボル(医師)
ギェルギ・ツセルハルミ♠ラズロ(移民国籍局)
モニカ(MONI)・バルサイ🔴フェニヴェシ・ヴェラ(シュテルンの恋人)

♠ムラッド・ダシュニ(アリアンの父親)

1回目
fujiK

fujiKの感想・評価

3.3
木星の月のうちの一つには塩の海があり、新たな命の揺りかごとなる可能性がある。そしてエウレパ(ヨーロッパ?)と名付けられた。

現在、ヨーロッパで起きている難民、移民の問題。それが引き起こしている不安、不安定。そこを脱する為の新しい何かを探さなくてはならない、新しい発見がヨーロッパで可能かもしれない。
重力に逆らい宙に浮かび、自らの傷を癒すことのできる難民の青年は、いったい何を示唆しているのだろう。彼のしぐさはキリストのように見えることもある。

目隠しして数を数えていた少年が、新しい何かを探し始めるように。

眠気を感じる時もあった。SFの分野かと思ったが、まったくコンテンポラリー。

「ホワイト・ゴッド」の監督でした。この映画は好きだった。
映像の不思議な美しさは同じ。
ハンガリーへの逃亡中に空中浮遊の能力に目覚めたシリア難民の少年と、ある事情により難民キャンプで医師をする男の逃避行を描いたSFファンタジー。

第70回カンヌのコンペティション部門に出品され、審査員のウィル・スミスに絶賛された作品。

映像が美しかったです。
主人公の難民の少年アリアンの浮遊するシーンや、重力を操るシーンは見事。
ハリウッド映画に出てくる超人のようなビュンビュン飛び回るのとは違い、優雅で神秘的。
ワンカット長回しが多いのも印象的で、惹かれるシーンが多かった。

ストーリーはハンガリーの深刻な社会問題を、宗教や信仰というメタファーで表現したような描かれ方をしているのですが、今ひとつ僕には良く分からなかった。
ちょっと結び付け方が強引な気がした。
少年の浮遊能力を見た病人が、いくら奇跡的とはいえ、何の疑いもなく大金を出すというのもなんだか違和感。

“神は人間が考え出した 最も美しい概念だ
一番凄いのは〈神は罰を与える〉という
仕組みを思いついたことだ”

地上と社会に縛られた人間たちを皮肉ったようにも観えた作品でした。
サバ

サバの感想・評価

3.0
うむ〜。
SFというかファンタジーというか🤔
思ってたのと違うくて
とても宗教色が強い映画でした。

違法難民の少年が被弾しその治療にあたったのが、難民キャンプで働く医師免許剥奪された医師。
少年が宙を舞う姿を見て、その子を逃す手伝いをする。
最初は、金儲けの為。

空を飛ぶ、宙に浮かぶ、人はそれを奇跡と呼ぶ。天使に会えたと。

どう理解したらいいのか、
なかなか難しい映画でした。



新興宗教の教祖と違って、何十メートルと宙を舞う。
それを目の当たりにしたら、崇めてしまうのかなぁ。
思っていたより、何と言うか、
(映像的に)小汚いと言うか…w

キリスト教的な価値観がないと
理解出来ないかもね。
ワイ?
昔で言う一向宗ですw
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