このレビューはネタバレを含みます
フランソワ・オゾン監督
4年かけて構想を練った極上心理サスペンス(だそうです☆)
妄想と現実。
嘘と真実。
欲望と幻想。
おんなじ職業・おんなじ顔の 正反対の性格の双子に愛されるってどんな気分なのかしら。
うーん。なかなか有りえなさそうなシチュエーションなんだよね。
カウンセリングに来た患者と医者が結構なスピードで恋に落ち、いきなり同棲。
医者の彼には実は同じ職業の双子の兄がいて、なぜか彼はその存在を隠したがる。
不審に思った彼女は自ら患者になりすまし、兄の診察を受けに行く。。。
兄弟との関係にのめり込み、代わるがわるにエッチするヒロイン・クロエ。
弟とは不感症だったのに兄に開拓され悦びを知るクロエ。
一部変態プレイあり、見ちゃいかん映像あり。
なんですけどねー。
オゾン監督がそんな変態映画で終わらせるわけがない。
謎が謎を呼び、いろんな事が不可解になり、んんんん?て間にラストを迎えます。
兄の存在、いなくなった猫、隣の意味深なおばさん、そして猫のブローチ!
あまりに謎が多すぎて「このまま置いてきぼりにするなーっ」て気分。
「寄生性双生児」の存在も初めて知りました。
ひっ!
家に帰ってパンフレット読んでたらじわじわ来たんですよねー。
映画館出た時はスコア3だったのが3.8くらいに上がってきました。
そしてマリーヌ・ヴァクトの美しさで4に!
「映画は謎が残るくらいがいーんです」
↑これ誰かの言葉☆
2018年劇場鑑賞55本目