このレビューはネタバレを含みます
字幕 松浦美奈
配給 キノフィルムズ
オゾンやばいとこまで来てしまったなというかんじ
新しい映像表現みたいなのとグロいとこが苦手だったんだけど
鏡の演出や部屋のシンメトリー構図が美しくてたまらなかった
邦題がいい
双子、DNA、螺旋階段、二重性のどの意味も含んでいる「2重螺旋」最高だな
どこまでが現実でどこまでが妄想なのか明示していないところがオゾンらしくて良いとおもった
まだ終わらない、まだ終わらん、まだ!とストーリーが読めない展開も映画としてたのしいし ラストシーンのガラスの割れたのがそのままエンドロールなのもいい
隣人とか不穏な雰囲気でもう何にも安定がないのもいい
クロエの心情とマッチする血みたいな美術品もいい
だんだん女性らしいファッションになっていくクロエの変化も美しかった、、
マニッシュファッションもベリーショートも似合う、、細い、、憧れる、、
双子、ひとり二役なのに完全に演じ分けていて別の人に見えるのに
途中からクロエとともに観客まで惑わされていく混沌とした雰囲気に包まれていく鑑賞体験が面白かった
お腹から出てくる演出は 妄想なのでOK
猫のブローチをお母さんが付けてたのは、、、えっえっ どういうこと
煙草吸ってたのどっちだっけ 追いかけて来たのと病院にきた車って同じ色だっけ
観た人とあれはどうだっけとかいろいろ話したくなる映画
もういっかい観たいけど怖くて涙目で見てたのでたいへん