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2重螺旋の恋人のSouのレビュー・感想・評価

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)
3.5
話が進めば進むほど 確実さ は不明になり勘ぐれば勘ぐるほど抜けれないスパイラルの、まさに螺旋階段のように巡り巡っていく。オゾンならではのミステリー脚本然り、美術館(裏入り口を見る限りパレ•ド•トーキョーに見えたけど気のせいかな)内でのシーンの構図センスの良さ然り、過去のオゾン作品であるRICKYを想起させるラストのお腹からでてくる胎児の手(結果ここは妄想なのだけど)然り、その全てが基礎設定である "精神疾患" という"幅"で括られている。正直1番奇妙だったのは隣の部屋のネコおばさんである。心臓送ったのはルイじゃなくあのおばさんなのではないかと思ってしまうほどに。 そして言わずもがな、今作もPhilippe Rombiはオゾンとナイスコンビネーションで映画を盛り立てています。
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