Rena

2重螺旋の恋人のRenaのレビュー・感想・評価

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)
3.2
現実・幻想
願望なのか・・・
疑念・確執・深層心理

オゾン監督の、主人公を精神的に追い詰めるこの感覚
今回感じた心理的な抑圧は非常に恐ろしく、サスペンスを飛び越え、一部 ホラーのような印象を受けるシーンもありました。

また 謎も多く、混乱や常に引っ掛かりを感じながらの鑑賞でした。ただ 深くは触れませんが、ジャクリーン・ビセット ( 相変わらず美しい!! ) である程度着地できたように思います。

ちょっとやり過ぎに感じてしまうシーンやまさかのグロテスクな描写に若干気持ち悪くなってしまった部分もありますが、インテリアやそれらを活かした美しいカットなど、オゾン監督のセンスが光るシーンはさすがですね。

再度鑑賞し、初見時に気がつかなかったことを考察したい気持ちもありますが、しばらくはいいかな? と思ってしまう。
なかなか攻撃的 且つ 挑発的な作品でした。
Rena

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