決して多くを語らず映さず コトの顛末だけを示唆する事で 人物を側面からのみクローズアップしてゆく
この“余白感”がたまらなかった…
それに持ち堪えられるのが 流石のホアキン
バックミラーやら天井鏡やら やたらに鏡面での 反射する被写体の多さにも 自身でさえあやふやにしか 自分を確立できてない脆弱さが 如実に表れていて
原題通り“ここにいない自分”と“ここにいる自分”の微妙なズレみたいなもんを感じることができたなぁ
とにかく いつだって
死ぬんじゃないか
いや 死んだっていいんだろうな
むしろ 死にたいんじゃない?
っつー負の要素とオーラの雁字搦めで
結果的には ある意味では少女を救えなかったはずの男に 逆に彼女からかけられる救いの言葉は ホントにもう…
これは邦題の勝ちやね