生きながら死んでる男が少女救出劇から思わぬ展開に巻き込まれて行く話。
冒頭からいきなり息苦しいビニール袋のシーンで勘弁してってなったけど、ナイフ落としとか駅のホームとか、まあリストカットみたいなことだよね。
音楽・映像良かった。タイトルの出し方はゴダールで、邦題と全然違うので(you were never really here)最後まで意味に引っかかったなー。
独り身の男が老いた母と暮らしてて、母がテレビで観てた「サイコ」まんまの関係。
彼が銃でなくハンマーを使うのは、ちょいちょいフラッシュバックするトラウマ映像から分かってくる。でもこのトラウマの全貌が結局よく分からない。
カウントダウンの意味は、たぶんそうなんだろうなーと思ったら泣けた。特にジョーが死に際の刺客を看取るために手を繋いで歌うシーン、あのよく耳にする曲はこんな悲しい歌だったんだな。
少女を救うはずが救われる、逆タクシードライバーかな？うーん、原題がやっぱり引っかかるなー。
