けんくり

ビューティフル・デイのけんくりのレビュー・感想・評価

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)
4.5

不穏な音楽と凝った映像美が悪夢へと導く。

生と死の狭間で生きる殺し屋。魂の抜けた少女。サブリミナル的に差し込まれる過去。
本作の主人公は自身の心情を吐露することはない。にもかかわらず、90分という尺でその人物像と内面の複雑さが伝わるのは、監督の映像表現とホアキン・フェニックスの演技力のなせる技。

you were never really here.
カウント0の向こう側。この現世を飛び出して。