ATSUSHI

ラブレスのATSUSHIのレビュー・感想・評価

ラブレス(2017年製作の映画)
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例えば、やる気じゃなくて殺意を奮い立たす才能だけは一流の奴が同じ会社にいるとする。
産んだ息子を愛そうとせず、喧しい罵り合いに言い訳に気持ち悪い自己哀憐を交えながら離婚を突き立て、不倫相手と汚らしくパコりまくってるこの両親こそ、そういう奴ら。

おそらく誰もがこの可哀想な少年に物語の焦点が当たるかと思われた矢先の展開で一転。物語のフォーカスは残念ながら両親に当たるのだった。当然の事ながら何かも醜い。車のシーンと遺体安置所のシーンは下らなさを通り越してもはやギャグ。泣き喚かれるたんびに、綺麗に味わいあがれと言ってやれる。しかも2時間!90分で締めてくれた方がまた違った評価ができたかも。


それにしても最後まで観たかった『サンタクロースになった少年』は配信終わっちゃったのに、何でこんな胸糞悪いだけの話がしぶとく残れるのかw
あのラストは、アレクセイがまだ息を潜めていると希望を持ってもいい?