オーウェン

ラブレスのオーウェンのレビュー・感想・評価

ラブレス(2017年製作の映画)
3.5
ボリスとジェーニャの夫婦の離婚が成立。
それぞれ新しい相手と新婚生活を始める予定だが、息子のアレクセイの処遇が未だに決まらない。
お互い喧嘩ばかりであり、アレクセイはその状況に嫌気がさし家を飛び出してしまう。

冒頭がこのやり取りなので、いかにして夫婦が元の鞘になどと考えていたが、この映画は息子がいなくなってからの話である。

離婚あくまで自分たちの都合であり、子供が置いてけぼりという描写はありえる状況。
子供がいないことに2日間気付かないという信じられない辺りも妙にリアリティがある。

ラストは濁しているのだが、どちらとも取れるやり方。
監督が「父、帰る」の人と知って納得。結論を出す題材ではないと。
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