こけピー

ラブレスのこけピーのネタバレレビュー・内容・結末

ラブレス(2017年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

タイミング見計らって鑑賞。
う~ん…暗い💧

子育てとか夫婦生活って、当たり前に反抗期、倦怠期があって喧嘩もする。
子ども、両親それぞれ、やりたいことはたくさんあって、時には相手を後回しにして自分を優先した方が良いと思う。
それに今の時代、人間ってかなりの割合で"自分の事で精一杯"だと思う。
だから大抵の登場人物は、いけ好かないやつでも、いつもあんまり批判できない。
けど、この両親は酷いな。心理的虐待。母方祖母が少し出て来るけど、母娘揃って超攻撃的で他罰的。父親も頼りないし他人事。しかもずっと。
二人とも、アレクセイが出ていく朝に食卓で流した涙どころか、不在だということに2日も気付かない。ラスト近くに事の重大さが分かったようだが、時すでに遅し。残るのは、いくら新しい生活をスタートさせても一生心に居座る虚無感🫥

アレクセイの失踪を軸にしてるけど、彼を描く時間は短い。この映画は、この家族を通して、虐待の連鎖や、自分本位が生む結果を描こうとしたんだろうか?🤔 それとも時折挟み込まれる日常の風景やニュースを見ると、社会が周りに対してあまりに無関心だという警鐘だろうか?🔔

僕には的を絞りきれなかったけど、こちらの問題かと。重く苦しいストーリーでした。
ロシア郊外の、美しいながらも暗く寒々しい景色🌨️ 可哀想に、アレクセイは寒かったと思う。
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