原作は未読だし完全にノーマークだったけど、友人に勧められるままドルビーアトモスで急遽鑑賞。結果、死ぬほど感動した。何だこれ。主人公のサックスへの不器用だが真摯で強烈な情熱が、そのままこの作品の映画化へ>>続きを読む
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斯波(しば)が介護士になろうとしたのは何故なのか。自分と同じように介護で共倒れになりそうなのに、どこからも救いの手が差し伸べられない境遇の家族を見つけて、自らその「救い」を与えたいと考えたのだろうか。>>続きを読む
記録。面白かった。重くなりがちなテーマを軽妙にユーモアを交えて表現していて、序盤からくすくす笑いながら観た。脚本はブリジットを演じたケリーオサリバン本人によるもので、彼女の実体験を下敷きにしているとい>>続きを読む
冒頭の桜並木と菜の花の中にたたずむ喪服姿のカットが哀しく美しい。恋人に永遠の別れを告げられたその年の「四月」に、ずっと頑なに閉じこもっている彼女の心が、一瞬にして伝わってきて胸が苦しくなるのだ。中川監>>続きを読む
身体が小さく難読症もあって勉強がまるでできなかった彼は早くからその才能が突出していた映画の世界にしか逃げ道がなかったようだ。逆に言えば運命の神がこの稀代の大監督を何が何でも世の中に産み出そうと必死だっ>>続きを読む
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「父帰る」のアンドレイズビャギンツェフ監督作品。面白かった。端正で静かな画角から伝わってくる、今にも何かが起こりそうな緊張感がたまらない。寝室こそ別であるが、とても仲睦まじい老夫婦に見えるウラジミルと>>続きを読む