mononcle

ラブレスのmononcleのレビュー・感想・評価

ラブレス(2017年製作の映画)
4.5
デビュー作《父、帰る》以来のズビャギンツェフ調が還ってきた。寡黙な映像言語と硬質なストーリー展開はデビュー作に劣らない。破綻して離婚間近かの夫婦の暮らし、息子の失踪と捜索、そしてその後、と物語はおおよそ3部構成になっている。この両親だったらこの展開は仕様がないだろう。そして、ハリウッド映画では決してありえないラスト。途中から予想はしていたのだが・・。こどもに関心のない酷い夫婦なのだが、とりわけ母親が辟易ものである。欧米では、奥さんが旦那を鼻血がでるほど殴るんだな〜と変な感心をしてしまった。まぁ、あの体型では敵いませんね。
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