重い…
冬の凍りついた世界に閉ざされたままの気分。
キッカケは望まぬものだったかもしれないけれど、12年だよ。
確かに嫌いな相手に似てる、ということが憎しみの対象になる事もあるかもしれないけれど、12年の間に愛は無かったの?!
お互いがお互いを求めた理由に納得しつつも、不愉快さでいっぱいになる。
最後にそれぞれの家庭での元夫婦が映される。変わらない。
彼も彼女も自分にしか関心がないのだ。
悲惨なニュースが流れていても、一番可愛い盛りの子どもを目の前にしても。
あの子がどうなったのか、木々にまとわりついた布切れのたなびきがだけが、
彼が存在していた事を示しているだけ。涙
それにしても、ボランティア組織の統制ぶりに感動する。
慣れているからなのか?
警察をあてにすることが出来ない社会だから
そうせざるを得ないのか?
2018.4.17 伏見ミリオン座にて鑑賞