小さい頃って自分の世界がすごく狭いところで完結している分、そこに居場所を見出せなかったらまさに死ぬほど辛いと思う。
両親が自分のことを押し付け合っているのを聞いて、声を押し殺して隠れて泣いている息子の姿が痛々しくって観ていてすごく苦しかった。
両親は離婚前からすでにお互い恋人がいるけれど、誰と一緒にいても本質的なところは変われないし変わろうとしていないから、今後どうなっても満たされないまま生きていくんだろうな。
ほぼ不在の息子が映画のそこかしこに息を潜めているような存在感が凄かった。
周りに関心を持って優しく生きることって大事だ。