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ラブレスのbunrokuのレビュー・感想・評価

ラブレス(2017年製作の映画)
3.5
オープニングからエンディングまで、悲哀と絶望に染め抜かれた美しくも冷ややかなカットが途切れることなく続いていく。ロシアの北方の冷たい空気感、心をかき乱す音響、そして絶えることのない緊張感。子供部屋の壁紙が剥がされるシーンの怖さ。窓辺ににじり寄ったカメラが遠望する新興住宅群の空虚さ。素晴らしい映画だが、あまりにもあんまりなご両親なので、それに疲れちゃって星伸びず。SNS依存にご用心。
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