takanoひねもすのたり

ラブレスのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

ラブレス(2017年製作の映画)
3.8
富裕層のある離婚寸前の夫婦、お互いがお互いに別のパートナーを見つけて新しく人生を踏み出そうとしているが、それには12歳になる子供が邪魔で…という出だし。

アレクセイの声を押し殺した号泣が辛かった。
あの子はあれから何を決心したんだろう、残念だけど作中で明かされることは無いのだが。

両親2人は自分勝手、しかし自分の幸せを優先させたいとは誰でも思うはずで、彼らの不倫には嫌悪感はわかないが、冷え切った夫婦の口論や距離の取り方がリアルで震えた 笑

アレクセイの救われない気持ちだけが余韻で後を引いた。ただ哀しく虚しい。