フレンチ映画も暗いものはだいぶ鬱感強めだけど、ロシア映画のこの雰囲気は特に凄まじい鬱感を感じる。
本当に子供が可哀想。
産むんじゃなかったとまでいったくせに焦って泣いて、無責任にもほどがある。
父親はどこか他人事。
この話はすごく生々しくて、実際にこんな家族どの国にもいるのだろうなと思う。
終わり方もすごく胸くそ悪い、でもそこが生々しい。
生々しいが故に、映画にしたときに、退屈に感じる人もいるのかしれない。
個人的にはこの世界に入り込めたのでそこまで長くは感じませんでした。
とにかくロシアの風景、廃墟の美しさは格別で、その点はすごく良かったです。
2019年49作目