ラブレスの作品情報・感想・評価

ラブレス2017年製作の映画)

Nelyubov/Loveless

上映日:2018年04月07日

製作国:

上映時間:127分

3.7

あらすじ

一流企業で働くボリスと美容院を経営するイニヤの夫婦。二人はそれぞれ、別にパートナーがおり、一刻も早く別れて新しい人生をスタートさせたいと思っている。問題は12歳の一人息子アレクセイのことだ。夫婦どちらも、新しい生活に息子を必要としていなかった。ある晩、二人は激しく罵り合い、お互いに息子を押し付け合い口論をする。翌朝、学校に出かけた息子はそのまま行方不明に。彼らは必死で息子を探すがーー

「ラブレス」に投稿された感想・評価

一言でいえば、ロシアらしい。これがロシアなのかという作品。映像はグレーを主体に寒色で統一されており、ガラス越しに映る風景が印象的な美しいものなのに、脚本は恐ろしく体温を感じない親子と社会がテーマ。人生をやり直したい男と女、父と母になれなかった哀れなカップルの話なのだけど、これって子供を持つ家庭人にはどう映るのだろうと思った。作品の完成度としてはかなり高い。監督の表現したいことも解りやすい。しかし…これが、ロシアなのだろうか…。
Yuumi

Yuumiの感想・評価

4.0
こういう人たちが周りにいたら、かける言葉がない。まぁ関わりもないだろうけど。愛を見失いすぎて終始気分悪かった。本物の愛を知らない人間って空っぽで惨い。冷静になって観るとひたすら最低な映画だし、ちゃんと映画として考えると、すごい作品なんだなって、強く突きつけられた。
にしても無関心って怖い。人間関係って辛いこともあるけど、自分以外の人間にも関心があって、色んな感情を爆発させられる人のほうがよっぽど幸せだと思う。
2018年劇場53作品目。
横浜シネマジャック&ベティにて。
観終わって久しぶりに疲れました。
でも凄く印象に残る映画です。
独特のカメラワーク、ショットの
撮り方が印象に残ります。
それにも増してストーリーが
凄すぎて不快指数がハンパない。
2人の関係を物語っているかのように
映し出される風景が殺風景で
絵面が冷んやりと冷え切っています。
たとえ大人の事情で離婚しようと
子供を育てるが親の役目、義務、責任
でしょうが。
しかし、母親携帯いじり過ぎでしょ!
精神年齢疑います。
映画のラスト、2人は今までと変わらず
“空虚”でしかないですね。
警察ではなくボランティア主導なんて
お国柄事情にビックリしました。
政治的描写も取り入れて見応えのある
映画でもあります。
が、とにかく疲れる映画です。
potzkun

potzkunの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

ひどい話だった。ラブレスってつまり自分のこと以外無関心てことか。子どもの死すらも受け入れない。これは罪にならないのかとかなり嫌な気分になった。
りな

りなの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

人間のや〜なところが詰まりに詰まったような、胸糞悪く、そして本質を突いている映画。

え、なにこの父親まじで心底嫌いなんだけど。こいつの言う「大丈夫」に感情ないし退屈でつまらない男なのに種だけ撒いて大嫌い。この男のどこを愛せばいいのかわからない。男の人が見たら母親に腹がたつのかな?母親も母親だけど。子供は親を選べない。
ゆうき

ゆうきの感想・評価

4.0
不幸の理由を他人のせいにしたがる女と、優しく出来ない理由を相手のせいにしたがる男が奏でる不協和音の家族の物語。あの子の泣き顔が胸に焼き付いて離れない。それぞれの理屈はあったのだろうけど子供にあんな顔をさせてはいけないよ。
でも吐き出される本音はどこかひとごとではなくて、完璧な愛や幸せなんてなくて、満たされてはいても常にどこかに不満や悲しみを包含している、それが日常なんだろうなとも思う。しかしあの国は消えた子供に冷たいんだな、今も変わらず。
聖奈

聖奈の感想・評価

4.0
子供は親を選べない
Iri17

Iri17の感想・評価

5.0
衝撃的な作品。タルコフスキーの『サクリファイス』や『ストーカー』、『鏡』を換骨奪胎し、プーチン、ロシア正教批判も含め、普遍的な愛についての作品。

離婚直前の夫婦がお互いに息子を押し付け合う。その口喧嘩をドア越しに聞いている息子は声を出さないように必死になりながら号泣している。そして息子は失踪してしまう。それでも夫婦は自分のことしか考えていない。父は仕事のこと、母は自分の美貌にしか興味がなく、2人は息子がいなくなっても息子に興味がないのだ。
これはウクライナを思い出させる。劇中のニュースでも流れているように、2014年にロシアはウクライナを侵略した。ウクライナの内政に干渉し、ウクライナ人を殺しても、ロシアは気にかけない。プーチンの操るナショナリズム=自己愛しか今のロシアにはないからだ。

母が息子に吐くセリフで「ごちそうさまは?」って字幕があるが、Спасибоって言ってる。これはありがとうの意味で、母が息子に強制したのは、生き物や生産者に感謝しろじゃなくて、用意してやったんだから感謝しろって感じ。本当に嫌な親だな。
ズビャギンツェフ監督の『裁かれるのは善人のみ』の父親も傲慢で保守的な男だった。ズビャギンツェフ監督の父親像っていうのがそうなのかもしれない。

息子の失踪の真実は結局あいまいに終わるが、ある一つの真相が示唆される。集中して観ていると気付くかもしれない。この辺もすごく面白かった。

本当に引き込まれた。素晴らしい作品だった。
m

mの感想・評価

3.0
心に穴が空いたまま何かで埋めようとしてる感じ。
穴が空いてる限り 何をしても埋まらないのかも。
2018/05/20 映画館
愛せない人間はこんなにも空っぽになる…
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