名優ハリー・ディーン・スタントンの遺作。
「パリ・テキサス」から34年。
ライ・クーダーのスライドギターが、ブルースハープとマリアッチに変わっても、乾いた映像が人生の無常を写すだけではなく、エコーがかかったような言葉の響きと微笑みが荒野の街に染み渡っていた。
詩情すら入る余地の無い変わり映えのしないルーティンだらけの日常とそこにほんの少し変化が見えるのが愛おしく美しい。
然るべきタイミングで再び相見える時がきっと来る作品と確信。
あんな微笑みを会得出来るよう精進せねば。
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リンチのファッション、ルックス、声がそれはもう色気たっぷりで眼福。
スパイスの効いた俳優としての今後の活躍はあるのか。
監督のジョン・キャロル・リンチを調べ顔を見てびっくり。
今後のリンチとの絡みが楽しみ。
いや、俳優イートスウッドを撮るべきか。
タバコはアメスピですが、次からオレンジのに変える(^^;;
2018劇場鑑賞27本目