このレビューはネタバレを含みます
珍しくハシゴしましたｗまぁなかなか休みが無いもんで。
すっごく、ハリー・ディーン・スタントンありきな作品ですけど、悪くない！！すっごく良かったって言いたい！
とにかく、ハリー・ディーン・スタントンに所縁のある人物がたくさん出てきますし、ラストにかかる曲も凄いですよ～ファンソングみたいになってますし。
でも、そういういろいろ細かな接待は良いとして（もちろん楽しいですよね）、ありき、だとしても、それなりに楽しめる作品に、クオリティーとしても悪くないように出来上がっています。
だいたい頑固爺さんの出てくる場合のキャラクター造形ってそれほど幅広い物ではありませんから、類似性を指摘する人も多いと思いますが、その点でハリー・ディーン・スタントンありきな点が深みを出していると思います。
だって歌って、ハーモニカも吹いてくれるんですよ！動きも独特の歩き方ですし、そういうの観てるだけで微笑ましく映ります。年季が違う説得力があるんです。
だからハリー・ディーン・スタントンを観た事がある方ならだいたい楽しめると思います。
俺が言うのもどうかと思いますけど（まぁ未婚子なしなんでその点は共通項として）、とりあえず一人で生まれて一人で死んでくのは前提の上で、微笑んでいよう、とまで思わせてくれるのが凄く良かった。
安直じゃない落としどころまで持ってってるのが良かったです、空（くう）とかオリエンタリズムに走らないのも良かったし、何と言ってもラスト前のバーのシーンで結局はたばこに火をつけるのが最高でした。
