中産階級ぶたくんを舐めるな

ラッキーの中産階級ぶたくんを舐めるなのレビュー・感想・評価

ラッキー(2017年製作の映画)
5.0
【リア充なんて羨ましくない‼️
自分で「自分の終わり」を見つけた時、それが本当のリア充だ‼️】

脚本からエンディングまでハリーディーンスタントンに捧げ過ぎてもはや晩年を綴ったノンフィクション作品でした。
観終わってから、(近所を徘徊するあの爺さん、婆さんにもそれぞれのリクガメやサボテンがあるのかなぁ。。)なんていつもより少しだけお年寄りへの気遣いが出来た様な気がしました(?)

遺作として完璧だと思うのは、
親友のデヴィッドリンチとの会話だったり、バーの常連・ダイナーの店員との"とりとめのない"ようなやり取りがユニークで奥深い哲学だったり、と作品自体はスケールの小さいミニマムな映画であるものの、芯の太い"ストーリー"があったから。

そしてJRポイント。
JRポイントとは僕が独自に追加している映画採点方式で、
劇中ベストなタイミングで歌詞や制作背景に準拠した形で偉大なるカントリーミュージシャンJohnny Cashの歌が挿入される事により無条件にその映画は満点とされる。
いわば、映画におけるチート技法なワケです。
今作で使われた楽曲は"I See A Darkness"
デヴィッドリンチが旧友ハリーディーンスタントンに捧げる気持ちで提供したそうです。2人の関係性はワイルドアットハート以降しか知らないものの、歌詞の「旧友に語りかける愛の歌」には無条件に心の金玉を鷲掴みにされましたヨ。(唐突な下ネタ)

ハリーディーンスタントンの冥福を祈るとともに、偉大な俳優に最大限の敬意を払い、素晴らしい作品を彼に捧げたデヴィッドリンチに感謝を記します。