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母という名の女のchanのレビュー・感想・評価

母という名の女(2017年製作の映画)
3.7
人間誰しも自分が一番大切で最優先なはずで、それを覆すのが我が子の存在だと思っていたけど、その考えをさらに覆されてしまった。なんというかアブリルは、赤ちゃんへの接し方も上手いし子を想う良き母親に見えるしそのはずなんだけど、最終的な見返りというか報いが自分に返ってくることを何よりも求めてしまっている気がした。果たしてただ可哀想な人なだけなのか、根本から冷酷なのかは分からないけど。いや、でもさっきまで心底可愛がってた赤ちゃんを数分後、カフェに置き去りに出来るなんて只者じゃないか、、
だとしたら全てはツールにすぎないとか、、恐ろしすぎないか?

ただアブリルが来なければヴァレリアはカレンをちゃんと育てられたのかな、とも思う。
彼女が最後母の顔になっていたのは、アブリルの奇行ありきとも言えるんじゃないか、哀しいけど。


関係ないけどやつれ顔でスレンダーなヴァレリアがNatalie Westling みたいでタイプだった。
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