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母という名の女のtofuのレビュー・感想・評価

母という名の女(2017年製作の映画)
4.0
明けましておめでとうございます🎍
本年もよろしくおねがいします!

ということで2019年最初のレビュー。
結論から言えば新年早々、大当たり。

若い男女のカップル。出産を控えている。家族や使用人らの協力もあり無事に出産。幸せは続くかと思われるが、主人公(出産をした17歳の女性)の母が子供の育児に対しての能力不足と考え、勝手に養子縁組を進める。
しかしこの養子縁組は母のある異常とも呼べる屈折な愛情によるものと露わになってゆく……

直接的な痛々しい描写は皆無。
だが人として、ましてや家族として″越えてはいけない一線″を罪の意識すらなく飛び越えてゆく。
非常に恐ろしい。
そして主人公の女性は当然ノイローゼ気味である。当たり前だ、我が子を奪われたのだから。
時間をかけ平静を取り戻したのちに多々アクションを起こすのだが、無表情に徹しており母としての憎悪や執念を感じざるを得ない。

とにかく倫理的にアウトな脚本だが、目が離せない。

赤ちゃんの演技に脱帽。あれはアテレコかな?さすがに。
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