隣にいるのは母ではなく、女という怪物だった…。
うわぁ………
これはもう怪物ではなく狂人だ。
ミシェル・フランコ監督による、とんでもないミステリィ…
というか、ホラー!
BGMもなく、淡々と笑顔で狂った様を見せられる。
ハネケ作品に似た、目が離せなくなる逸品です!
メキシコ、海辺の別荘。
17歳で妊娠中のバレリアは、姉クララと暮らしている。
彼氏マテオと子供を育てる決断をしたバレリアは、金欠なこともあり、母アブリルを呼び寄せた。
ギクシャクしていたが、なんとか出産。
母にも手伝ってもらい、娘カレンの子育てを始める。
しかし、ある日突然、母がカレンの養子縁組を決めてきて………
とにかく母が狂ってる。
そんな彼女のペースに絡め取られた人達の行き着く先は………
たまらなく不快なのに、惹き付けられてしまう作品。
そういう所がハネケぽいなぁ~
カメラワークや無言の間、画面外の音等、色々と想像を掻き立てられます!
そしてラスト!!
あれもまた色々と解釈出来る、観た人と語りたくなる終わり方でした。
これはミシェル・フランコ監督の前2作も観なければ♪
ハマってしまいました(*´ω`*)