食物連鎖の頂点を目指し、血しぶきの宣戦布告!
女王の手綱を握るサラ、そしてそれを奪おうと男の手綱をがっつり握りしめるアビゲイル。笑
3人の演技合戦が楽しい娯楽作。
前作の鹿殺しに続いて上流階級が我が欲望の為右往左往する見苦しい様を大袈裟な作りで見せてくるランティモス監督。格式高いおバカ映画をグレードアップしてまた作ってくれた!笑
さらにクラシック大好きなヨルゴス監督と今作は相性バッチリの世界観。
今作は女優3人がとにかく頑張ってる。
特にエマストーンは気合入りまくりの体当たり演技で今作を通してワンランク上の女優に!
殴り殴られ脱いで脱がして、そしてビンタビンタビンタ。笑
間違いなく彼女のターニング作。エマたん、頑張ったなぁ…。しっかりと拝ませて貰いましたよ、本当ご馳走様です。笑
そして敵役を演じるレイチェルワイズのドSぷりも良かった!色っぽさでは彼女が断トツ。
そしてそしてひたすら最後まで他者からの愛を求め続ける哀れな女王、オリビアコールマンの見事なバカ殿演技。ラストの虚無感含め素晴らしい顔芸でした。
個人的にはもっと激しめの性描写だったり、過激な暴力描写が欲しかったところ。
でも女性3人の内々の話で精神面のバチバチを強調した作品なのでこれくらいが丁度良いのかも。
こんだけ3人を褒めたけどぶっちゃけ1番好きなシーンは男と情勢を象徴した馬鹿丸出しのあのシーンというww 僕も見苦しい裸のおっさんと戯れたいです。笑
個人的には前作よりこっちのが全然好き!
ヨルゴス監督作は宣伝の仕方変えたが良い、普通に笑えて楽しい映画だから。笑
とにかく普通に楽しい一本。
アカデミーは本当にこの映画好きなんだな、映画の外でも2人を争わせるとは…。笑笑