18世紀初頭、フランスと交戦中のイングランド、王室で実際にあった女王を巡る女の三角関係!?
監督はなんと鬼才ヨルゴス・ランティモス!!
少女のまんま大人になったようなアン女王。
政治や経済なんてちんぷんかんぷんっ
17回も死産、流産を繰り返し、
子供の身代わりに17匹のウサギを溺愛している。
幼馴染みのサラにわがまま言って、
拗ねたり、甘えたり、、
なんでも彼女の言うとおり～
女王としての孤独に精神崩壊ギリギリの彼女のあやうさを、オリヴィア・コールマンがオスカー受賞も頷ける圧巻の演技で見せる。
尼神インター誠子に似てない??
サラはときどき平野ノラでおったまげ～
「口でやってくれるの」
サラの従姉妹アビゲイルのしたたかさったら、、
痛風に効くからと薬草を届け、
女王のウサギを手懐け、
女王に取り入り、のしあがる様は見てて痛快!!
サラとの寵愛争奪戦もさることながら、
演技合戦もすさまじい(笑)
苦しむ市民なんぞおかまいなし、
遊びに興じる貴族をスローで見せて、
うすのろ感UP!!
この歪んだ世界を映す広角レンズは観客にのぞき穴から覗いてるような好奇心を掻き立て、下からのカメラアングルは蔑まれてるような劣等感を抱かせる。
自然光を重視したという映像は美しく、宮廷の調度品もドレスもきらびやかでうっとり～♡
それにしてもなんだあのダンス!!!(笑)
"月にかわって、おしおきよ!!"
子供の怨念?うずまくラストにざわわ…(笑)
