アナグマの顔した肥満の醜女女王とお気に入りになりたい美女2人が戦いを繰り広げる。
まず、メインキャスト3人の演技がすごい。愛を求め続けて喚き散らすオリヴィア女王、女王に仕え続けるドSなレイチェル姉さん、女王のお気に入りの座を狙うぶっ飛びエマちゃん。それぞれが高級ドレスを身につけ、ヤバい奴オーラを醸し出しててとにかくヤバすぎてものすごかった。
ランティモス監督らしい作風も健在。毒の強い物語が展開し、動物がいっぱい出て来て、ラストにかけて何かとすごいものを見せつけてくる。
ラストは何よこれと思う人はいると思うが、解釈するとより面白くなる。
肝心なのはウサギたち。
中でもエマ・ストーンが自らの身体を露わにしていたのはかなりの衝撃。
ここから余談です。
金の力でなんでもできる某ネズミ帝国の陰謀により買収されてしまったフォックス映画。
これで映画館でサーチライトのロゴが観れるのが最後になってしまうのか。
本当に悲しい。