" ごめんあそばせ、宮廷では良心は不用品よ。"
18世紀初頭、フランスと戦争状態にあるイングランドでは、人々はアヒルレースとパイナップル食に夢中
そんな中王宮では、アン女王の幼なじみレディ・サラが女王の寵愛を盾に権力を奮っていたが、没落貴族の娘アビゲイルが現れたことで全てが狂い出す…
帰国の際にニュージーランド航空99便で鑑賞
誰かを敵認定して攻撃に転じたときの女ほど怖いものはないですね… 同性でも見ていて背筋が冷たくなります
女王の寵愛を巡るサラ夫人とアビゲイルの争いが過激化に比例して、女優さん達の演技合戦も凄まじいものになっていくのが本作の見所
女たちの醜い争いとは対照的に宮廷をはじめとする背景がいつでも完璧に美しい
広角レンズや魚眼レンズを使用して撮られたシーンの深みや歪みが人間関係そのものを投影しているようで印象的でした
一時は幸せだと思っていたのに、後に真の幸せとはこれではなかったと気がつく
愛ほど難しく扱いずらいものはない