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女王陛下のお気に入りのJINのレビュー・感想・評価

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)
4.5
あの『聖なる鹿殺し』『ロブスター』というめっちゃクセの強い奇妙奇天烈な作品を作ったヨルゴス・ランティモス監督がアカデミー賞にノミネートされるやなんて?!と気になってた。
それらの作品に比べるととてもわかりやすいんやけど、相変わらずクセは強い(笑)

欧州版大奥みたいな感じなんかなあ。
こうゆう王室系の話ってあまり好みではないんやけどね。
それでも、日頃から女性のしたたかさというのは相当見てきたので、そうゆう意味でもいろいろ重ねることができたし、この作品を存分に楽しめた。
レイチェル・ワイズ演じるサラとエマ・ストーン演じるアビゲイルが醜くも逞しかったね。
そして何よりオリヴィア・コールマンがアン女王の病みっぷりを見事に演じてたね。
女王の孤独とそれにつけ込んだ野心だったり、女性達の嫉妬やしたたかさを描くのに、ヨルゴス・ランティモス監督の意地の悪い変態感覚とが見事にマッチしてた。
妙に笑えるというのが大きい。

舌を使うのって関係を揺るがすぐらい超大事(笑)
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