女王陛下のお気に入りのネタバレレビュー・内容・結末 - 5ページ目

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女王陛下のお気に入り2018年製作の映画)

The Favourite

上映日:2019年02月15日

製作国:

上映時間:120分

あらすじ

「女王陛下のお気に入り」に投稿されたネタバレ・内容・結末

他人を蹴落として権力を手にしても、人の心は掴めないし、結局何も手に入らないという典型的なストーリー。
英仏戦争中の貴族の醜さを描いているのかとも思った。
飛行機で見て途中1時間くらい寝てしまった…。

原題はFavorite
サイトであらすじと評価を観ていると、大奥 英国版とは少し違いますね。女王といっても、国の最高権力者ですから。政治的なエピソードも入ってくるようですな。

よくわからないまま中盤から観ていると、ジェンダーフリーの話かと思ってしまった…。

ラストシーンは衝撃的でした。可愛いウサギを踏むアビゲイル。うわっー!悪っ!と、私が思っていると、画面では女王が偶然その姿を観て驚愕の表情に変わっていく。アビゲイルの恐ろしさに気づいたのでしょう。
その後、女王は自分が上位であることを確認するかのごとく、足のマッサージを頼みます。何時もはベットに横たわったままなのに、自分は立ってアビゲイルは足元にひれ伏すかのようにさすります。

オンナって怖えぇ。
途中飛ばしたから、こんな稚拙な感想になってしまいます。
女王陛下のお気に入りをめぐって争う2人の女の醜さと、煌びやかな世界との対比が美しかった。そしてお望みの『お気に入り』の座を手に入れたところで本当に幸せだったのか、これが望んだものなのかが揺らぐのが後味悪くてよかった。
アン女王とアビゲイルの最後の表情…
宮廷での地位争いの話と思っていたら百合だった。この話の舞台となる時代は権力者に気に入られることは権力を得ることと同じだったんだろうな。レディ・モールバラは単に女王を操ってるだけじゃなくて、幼なじみという立場から友情と恋愛感情と権力欲が複雑に絡み合った感情があったと思う。アビゲイルは最初は善良そうでレディ・モールバラと対照的な印象があり、話がすすむにつれ自分の保身と「上流階級に戻る」野望のために手段を選ばない人物に変わるけれど、ドイツ人とのエピソードとか後の夫への態度とか見てると宮廷で変わったというより元々強かでそうなる素質はあったんじゃないかな。女王はあまり良い君主には見えないけど、深い孤独を抱えてもいる人物という描かれ方をしてるのがよかった。二人が自分を取り合うのが面白いとか言うあたりもただ操られてるだけじゃない感じがしていい。レディ・モールバラの女王への態度は支配的だけどほんとに女王のことを愛してると思う。過保護な親鳥みたい。でもアビゲイルは女王のことは好きは好きだけど、出世のためにレディ・モールバラを真似て好きなフリをしてるところありそう。そこが最後らへんで女王にバレてしまったのではないかな。
後味は悪いけれど、面白い。
罪なきものが罠に嵌められそうになる感じのドキドキハラハラ(『チャングムの誓い』みたいな)を勝手に想像していたら、泥沼恋愛劇だった😨笑

アビゲイルの女王陛下への取り入り方が「よい子ぶって媚びを売る」ばかりなのは面白みに欠けるように思ったけれど、その薄っぺらさがあったからこそ、サラが追いやられた時に寂しく感じたし、ラストのアビゲイル自身の虚しさも際立っていたと思う。
虚しくてしかたないなぁ。
偽りの愛すらなくしてしまったアン女王はこれから一体どうやって生きていくのだろうか。

広角レンズ、魚眼レンズが使われていて、ながーい廊下が歪んで見えているの、アン女王は誰かに連れて歩いてもらわないと自分が宮殿の中のどこにいるのかもわからないのを強調しているように見えた。そのときアン女王はwhere am iと泣き叫んでいるけど、who am iと言っているように見えた。
自分が何者なのか、何のために生きているのか、痛風で歩くこともままならないのに、吐きながらも甘いものを食べ続ける。裏切らないのはモノだけだとでも思っているかのように。

サラが追放されてから、アン女王に顔面神経麻痺の症状が出ていて誰が見ても明らかだったのに、アンの体調や身の回りの世話はサラがしていた(もしくは指示を出していた)時のようにアビゲイルがすると思われていたから、そのまま放置されてしまったのかな。自分では気づいているのかいないのか、諦めているのかわからなくて切なかった。

おそらくアン女王を守るためのサラの厳しさ(政治のために一部アン女王を利用していたようにも見えたけど、幼少期の思い出話や最後の手紙を思うと、政治に介入するのもドロドロした恐ろしい世界から彼女を守っているようにも見えた)が、甘い嘘を並べ立てるアビゲイルと比べると冷たく見えるのは当たり前で、アン女王にはそれぞれの態度がどこから来ているのか、なぜなのかというところまで思考が及ばなかったんだろうか。いや、そんなことには気づいていたけれど、自分の情動をどうすることもできなかったのかな。自分の口から出た言葉の重さを知っているからこそ、それを自由に、なんの罪悪感も重圧もなくほしいままにできるような人だったら、あんなに苦しんでいなかっただろうし。

アビゲイルがサラの手紙を燃やして泣くシーン、本当は自分も貴族らしく、気高くありたかったんだろうなと思わせる。しかしアビゲイルは父親に売られて最低の生活を送り、泥水をすすりながらどうにか生きてきた。それを考えると、どんな手を使ってでも、誰を利用してでも自分の信じる幸せを得ようとするのは人間の感情として当たり前なのかもしれない。それが女王の幼馴染であり絶大な権力な持っていた人間を退けてしまうほどの執念深さだった、というだけのことで。

ラストの「脚を揉め」、アビゲイルと出会った最初のシーンに逆戻りしたという意味だよね。一時は気休めになり、偽りでも愛を与えてくれていたアビゲイルの存在が、ただ脚を揉むだけの存在になる。しかしそばにサラはいない。アン女王はすべてを失っている。
アビゲイルはそれが一生続いていくことを覚悟していたんだろうか。
サラはずっと一緒に生きてきたから覚悟していたんだろうけど、「イングランドにはうんざり」と国外追放されるの、解放された感があったんだよな。負け惜しみのセリフには思えなかった。だからきっと、そうだったんだろう。
大女優のアンサンブルあっての作品
彼女もまた一匹のウサギになってしまった
キャー!すき!ってなる映画
強い女の人と時代となによりドレスが素敵。
タイトル文字、その他文字の配列が大胆でよかった。

終始影の多いくらい描写に心が奪われた。

章ごとに話が分かれていて、その題目も劇中のセリフから取られていて素敵だった。