女王陛下のお気に入りの作品情報・感想・評価

上映館(2館)

女王陛下のお気に入り2018年製作の映画)

The Favourite

上映日:2019年02月15日

製作国:

上映時間:120分

あらすじ

「女王陛下のお気に入り」に投稿された感想・評価

kyon

kyonの感想・評価

4.5
"理解"するアビゲイル、"翻弄"するサラ、女王をめぐる女性による女性のための闘い。

エマ・ストーンの悪女さがもはや突き抜けていて最高に気持ちがいい!笑

女性をめぐる心理戦や宮廷バトルにはドロドロした感情がつきもので、それを見つめるにはエネルギーが必要になる。

けど、この作品にはそんなドロドロした感情に使うエネルギーよりもどこか共感してしまう瞬間が勝つ。

それはオリビア・コールマン演じる女王にも、エマ・ストーン演じるアビゲイルにも、レイチェル・ワイズ演じるサラにも自分の役割を守りたいという部分と幸せになりたいという欲求の両面が見えるからかなと思う。

そしてそんな人間くささが垣間見えるから笑いがこみ上げてくる。冒頭から女王のメイクをアナグマと言い放つサラや、階級異動のためだけの男性を翻弄するアビゲイル、宮廷の日常の中には常に憎しみがあるわけではなく笑いや哀しみや怒りといった様々な感情が溢れている。だから結構笑っちゃって、その自分の感情の振り幅が新鮮で面白かった。

ラストのサラの、「私は嘘をつかない、嘘をつかないことが愛よ」と言い放つ場面は切なくも、そうだよななんて思って印象に残っている。

何より、こうした作品の世界観を形にした、という意味ではサンディ・パウエルのフィクショナルな衣装は重要。

コメディ調も含まれていることや女性たちに焦点を当てている本作の中で、その女性たちに強度をつけているのが時代考証よりも創作を優先させた衣装たち。

デニムのような生地から装飾まで当時にはないようなアイテムを取り入れながら宮廷ドレスをアレンジ。すごいのはだからといって違和感はなくて、それは型自体は当時をある程度再現しているからなのかな。『俺たちに明日はない』の衣装たちも同じ流れで製作されていることを思い出して、こうした衣装に出会えることを嬉しく思う。

『女王陛下のお気に入り』はそのフライヤーからポスター、作品自体までトーンが統一されていて最高に好きなビジュアルだった。
tai

taiの感想・評価

3.0
成り上がるためのしたたかさと腹黒がゴイゴイスー!
あと女王の調子良いときと悪いときの演技もゴイゴイスー!

エマ・ストーンのパイパイ!
jumo

jumoの感想・評価

4.2
日頃から映画内でタイトルロールが出る瞬間がたまらなく好きなので、チャプターごとにタイトルを回収してくれる仕組みに心臓射抜かれた

手段を選ばないエマストーン最高。ジャケットみたいに足を放り投げてる姿は貯金箱にしたいくらい好き
腹黒さを見せつけられるたびにきゃーきゃー言ってしまったよね
あとあんなに自信満々なニコラスホルトくん!!嫌味な役も超絶かわいいなんて!
何かワンマンオーナー会社組織の中での成り上がり方法に通じるものがある。
オーナーに媚びるだけでは虚しいし信頼もされんね。。
アン女王の孤独。
孤独には付け入る隙があるのかなぁ。

最後のシーンのエマ・ストーンとても良かった。
ラストがすっきりとはしない
yuna

yunaの感想・評価

3.8
このエマストーン性格悪すぎてララランド恋しくなった
3人のオスカー女優たちの演技に翻弄される120分と言いたいところですが、そこまでは響かなかったかな~。でも、この時代は嫌いではないので、そこそこ楽しめましたが...
内容がドロドロした愛憎劇の割には、思ったより軽い感じで描かれているからかもしれません。ブラックコメディぽいところがあるのはヨルゴス・ランディモス監督らしいとは思いました。

もともとは、この作品でオスカーを獲ったオリヴィア・コールマンを観てみたくて鑑賞。
共演のエマ・ストーンは「ラ・ラ・ランド」で、レイチェル・ワイズは「ナイロビの蜂」でオスカーを獲っていますが、今作でも助演女優賞ノミネートの二人ですから期待値は上げすぎたかもしれませんね。

物語は18世紀初頭のイギリス、アン王女(オリヴィア)の治世。側付きの女官サラ(レイチェル)と没落貴族からサラのつてで宮廷で働くことになる従妹アビゲイル(エマ)。
権力者の望みを察知して、媚びへつらうことで成り上がっていくアビゲイルと自らの正義を信じて気高く生きて堕ちていくサラ、二人の対比に人生の悲哀を感じます。

アン女王は子供に恵まれず、産まれた子供もことごとく早世してしまったという史実が残っていますが、17羽のウサギたちを溺愛する女王の悲しみは伝わってきました。サラもアビゲイルも実在した人物らしいですが、映画のような関係たったとしたら、仁義なき戦いで恐ろしい(笑)

オリヴィアは時にだだっ子のように甘えたり、目は虚ろで、体調も悪そうな役なのですが、時おり権力者の顔を見せる演技は良かったです。喜怒哀楽、色々な顔を見せてくれました。
エマは初めの方ではどんくさい感じを見せますが、段々頭角を現していき、強さを見せ付けますね。インパクトありました。
レイチェルもオリヴィアとの絡みでは多彩な演技を見せてくれますが、身体を張っているシーンでも静かで上品さがありましたね(笑)

女3人それぞれの生き様は面白いと思いました。それにしても美術品だと思っていた壺がゲロを吐くためのもの?...ちょっと見方が変わりました(笑)
ふじこ

ふじこの感想・評価

3.0
ヤな女が出てくるし胸糞なのに最後まで見てしまったゴシップ映画
ogu

oguの感想・評価

3.7
18世紀イングランドの王室を舞台に、女王と彼女に仕える2人の女性の入り乱れる愛憎を描いた人間ドラマ。日本にはない視点から女性の人間らしさを感じつつ、卑劣さを感じる方も多いと思いますが、私はとても本質的なところがあって、共感して途中コメディー的に笑ってしまいました。国際的な人間の色々な視点を新たに垣間見れて、もう一度見たい作品です。
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