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明日は明日の風が吹くのseapony3000のレビュー・感想・評価

明日は明日の風が吹く(1958年製作の映画)
4.0
戦争挟んで時代が変わったヤクザ稼業、長男の金子信雄はヤクザに向いてない性格からか家族を養うためにやむを得ない立場、次男裕次郎はサラリーマン向いてなくてやっぱしヤクザ、三男の青山恭二は音楽を愛する美しき青年。親世代引きずる大坂志郎と植村謙二郎の白髪メイクが枯れてて素敵。静かな力強さを持つ女性陣は三枝にルリ子に歌手の浜村美智子。またここでも犬可愛がってる二本柳寛親分んとこへ丸腰で殴り込む三兄弟の設定もミーオ監督「男の掟」が踏襲してるのかー。松文字組vs難波田組。ついついランバダ?って聞こえてしまう難波田組。結局だれも殺されずに松文字組はカタギになる、って不意打ちのハッピーエンド…悪くない。助監督・前田満州夫。あと、青山恭二さんとバタヤンが揃いも揃ってLLビーンみたいなチェックのネルシャツにチノパンスタイルなのよかった。向いてないってヤクザ稼業。

三枝が親の援助で浅草の地下街に出店したカウンターのソーダファウンテンでパインジュースにレモンジュースを少し足したのが三枝の創作ドリンク。おいしそー。
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