ぱぷりー

ザ・スクエア 思いやりの聖域のぱぷりーのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

展示品『スクエア』
その中では皆が平等で、その中にいる人には親切にしなければならない
しかし、スクエアに代わる場所はいくらでもあって、どこの場所を切り取るか選択肢はこの世にないはずなのに、その場の環境で人は無慈悲になれるし、許せるし、非道に走れるし、戦える

物語の途中途中で『スクエア』とは何かを説明する場面が何度もあり、鑑賞中その言葉が頭から離れない キレイごとじゃ世の中生きていけない そんなキレイじゃない世界で生きてる人が美談や理想を『スクエア』に込め、それを雄弁に語る 展示品で伝えたいことを出来てない人らがいくら発信しても皮肉にしか聞こえない

考えさせられる パンチある作品だった