ザ・スクエア 思いやりの聖域の作品情報・感想・評価

ザ・スクエア 思いやりの聖域2017年製作の映画)

THE SQUARE

上映日:2018年04月28日

製作国:

上映時間:151分

3.5

あらすじ

「ザ・スクエア 思いやりの聖域」に投稿された感想・評価

tower1209

tower1209の感想・評価

3.5
深すぎて自分の引き出しでは表現できない。要らないプライド、傲慢さ、保身に走る人間の弱さ、予定調和の滑稽さ等々、色んなものが詰まってたけど、この映画を因数分解するにはかなりのエネルギーが必要。でもここに描かれていた全ての要素は、思いやりを盾に取ったエゴだった。モンキーマンのシーンの居心地の悪さは凄まじい。。
つうか最初のところ警察行けよと思った。
kuma

kumaの感想・評価

2.5
あ~ちょっと自分には合わなかったかな。意図的にイライラさせる演出なんだろうけど終始イライラして落ち着かなかった。あと、独特の長い間とかが苦手。
モンキーマンの演技がリアル過ぎて恐怖すら感じて圧倒された。調べたらシルク・ドゥ・ソレイユ出身で数々の映画でモーションキャプチャーを担当した名優だそうで素晴らしい演技に納得した。
kazata

kazataの感想・評価

3.0
2017年のパルムドール作品ですが……
「これに最高賞をあげちゃうことこそが一番"シニカル"なコメディーだよね」ってアルモドバル(審査委員長)が言いたいがためじゃないの!?

社会風刺が効いたコンセプトの面白さはわかるけども…せめて90分ぐらいにまとめてくれたら良かったのに。(無駄に長過ぎて飽きちゃいました…それもまたコンセプト・アートなのかもしれないけれども……)

(同年のコンペ作『ラブレス』の方が映画として断然優れていると思いますって!)
なんなん???って感じ。。
すね

すねの感想・評価

4.0
うおぉ、なんか、ゾワゾワすんなぁ…。

この感覚はなんなんだろう、気まずい、居心地悪い、観た後すごく変な気持ちにさせられる。

でもこんなこともおもしろいって思ったほうがいいのかもしれない?
って思わせてくれる?ユーモアのある?作品で?あって?よくわからないけど良い?

んむー。

同じ監督の作品『フレンチアルプスで起きたこと』がとても好きな映画だった。んもーすごくおもしろい。

現代に生きる人間のいいところでなくダメなところ、もっと言うとダサいところをよく表現していて、ハハッと苦笑い。意地悪でややこしく気難しい、この作品も同様だった、あー、ハハ、ハハ。

みんな自分が良けりゃいいという考え、自分だけのことしか考えない、人のことを気にする余裕なんてない、忙しいもん、関係ないもん、関わりたくないんだもん。

どんどん小さくなってく四角形から一歩踏み出してみることなく。

カチカチしてないで角のない丸だといいな。

目は何のためについてるの、目は美しいものを見るためよ。
口は何のためについてるの、好きな人に好きと伝えるためよ、愛を叫ぶためにあるものなのよ。
手は何のためについてるの、幸せってものに触れるためについてるなんて詩的なこと言ってたら笑われる!

監督に!ゲ!

ゲゲゲ!

人間ってことが嫌になるくらいの映画だったな。
人間は一人では生きていけないってよく聞くし言った事もある。
他者と関わる事を必要とする生き物なんだってね。群れで生きるって。

だったらもっと優しくしようってね、言葉を覚えたのなら愛のあること言いたいものだね。

争い事嫌い
怒った顔見たくない
みんなと仲良くしていたい
だって
そのほうが面倒くさくなくていいじゃない
自分が生きやすくなるように
わたしだったら嘘をついてまでも
人のことを褒めるね、人を愛すね、
叫んじゃうね、愛ってやつをね、嘘だっていいじゃん、なんでも
気持ちいいほうがいいよって
自分のちょっとややこしく、意地悪?な部分?人間っぽいところも考えさせられる。
いい内容でした。
人を不快にさせ続けた多弁さから一転、無言のラストシーン、しかも子供をもってくるって〜。徹頭徹尾のあざとさはもう認めざるおえないのでは。
ikumatsu

ikumatsuの感想・評価

3.6
まとわりつく居心地の悪さ。

何度も何度も寝落ちしました。ただ、コマ切れの記憶を残しながらもう1度しっかりと観てみたら、これまたなんともおもしろい。

華やかな暮らしをする現代美術館のチーフキュレーター。表現の自由を掲げる立場で、どんな質問にも瞬時にそれらしい答えを返す。彼の身に起こること、その対応を見ていてもそれらしい対応にしか見えない。決して嫌味ではないし真っ当だとも思う。ちょっと頼りなくて可愛らしいとも思う。ただ、それでいいのだろうか?「顔が知られている」と自分で言うのであれば、もう少し思慮深くあってほしいものだ。

不意に出てしまった「権力はセクシーだと思わないのか」という言葉。これはアホくさいと思う反面、身に覚えがないかと言われると否定できない人も多いと思う。

無駄に叫ぶシーンやモンキーマンなど、耳を塞ぎたくなるようなシーンが多くあって疲れたが、この作品に散りばめられた不条理や終始感じるモヤモヤ感、わたしはけっこう好きでした。
長いし難解だけどテンポが良くて退屈しなかった。
特別悪いことをしていると思えないけど、どんどん深みにハマっていく主人公の姿は他人事じゃない気がしました。
思いやり、善意、表現の自由、そして貧困。いろいろ考えてしまいます。

人間ゴリラ?の登場シーン。
久しぶりにハラハラしました。
柴猫

柴猫の感想・評価

4.1
好みの映画が偏ってるせいもあるけど、『偽りなき者』をはじめ北欧の監督たちは、人の善意や信頼関係を絶対的なものとみなさない姿勢が徹底してる。

題名からしてこの映画もそれらを正面から扱うのかと思いきや、話は予想外の方向へ向かっていく。しかも終わってみればただ遠回りしただけのようにも感じる。だけど兎に角見せ方が上手い。
151分という長い時間の中で、これは一体何を見せられているんだと思ってしまうことが多々あるんだけど、センスが良いというか目が離せなかった。監督の前作『フレンチアルプスで起きたこと』が見てみたくなる程にはこの雰囲気にハマってしまう。

北欧映画や監督の善意や信頼への懐疑的な目線は、福祉思想への疲れとも思えて心配なんだけど、こうした善意の暴力性には遠く離れた国に住む自分でさえ共感してしまう部分もある。
ただ自分たちの国を憂うのではなく、それを持って世界に問いかける姿勢は格好いいよね。北欧映画は普遍だ。
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