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ナチュラルウーマンのnaoズfirmのレビュー・感想・評価

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)
3.4

自分🎬

ストーリーはトランスジェンダーの主人公が恋人の死をきっかけに偏見・差別などの苦悩を描いた作品でした。作品は性同一性障害を軸に精神的・肉体的痛みを描いていました。今作はマイノリティと社会の繋がりを描いていましたが、人と違う・社会通念から外れるモノへの偏見や見方について日本は他国と比べて寛容ではないと個人的に思います。歴史・文化・価値観など様々な要因が複雑に絡み合っていると思いますが、多様な社会へと変化していく中で古い価値観で止まっている日本は明らかな遅れを取っています。マジョリティの人たちでも自分らしく生きるということはとても難しく、マイノリティと呼ばれる少数派の人たちにとってはよりハードルの高いことだと思いました。同じ人間であるのも関わらず人と違うという理由で弾かれるのは大きな誤りであり、尊重し認め合える世の中になって欲しいと切に思います。どんなに酷い差別や言葉を浴びせられても怒りを抑え歩み続ける彼女の強さを見習わなければならないと思いました。
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