ミステリー要素でストーリーをひっぱり、飽きずに見ることがでたが、そういうストーリーではない。
トランスジェンダーの差別や偏見を正面から描いている。主演のダニエラは、自らがトランスジェンダーだとか。
しばらく女性だと思いながら観ていた。でかいな、顔も体つきも。で、なるほどそういうことか、と。
警察の身体検査は、ひどい侮辱行為だった。脱がして写真におさめれば、警察はもう出てこない。
好きだったオルランドの霊にいざない行動するマリーナが愛おしくなってくる。そしてオルランドとの唯一の接点になる犬への固執。
人生の向かい風の表現がそのまますぎて、ちょっとコメディかよと思った。