紫帆

素敵なダイナマイトスキャンダルの紫帆のレビュー・感想・評価

-
別に憧れを抱くような半生でもないし、夢を叶えるサクセスストーリーでもない。流されるがままに人生を歩む末井さんだし、雑誌を作るようになってからは撮影シーンが繰り返されるけど(勿論それぞれが個性的な人とシチュエーションだけど)、世の中の人たちって大抵流されて生きてるし、毎日同じようなことを繰り返してるから身近に感じた。本当に存在してる人なんだと思った。

当時の無我夢中に必死で生きる人たちが求め、生み出すものが昭和のロマンなんだと勝手に理解。手掛けた雑誌が映し出される様子や時系列が交わる流れが、末井さん自身のいろんなものが詰まっている人生のようで楽しかった。

三浦透子の身体がはじけるように瑞々しくて綺麗。
紫帆

紫帆