liftman

素敵なダイナマイトスキャンダルのliftmanのレビュー・感想・評価

3.6
ちょうどこの映画の頃に少年〜思春期を過ごした私にとっては、この時代の雰囲気は懐かしく、しかし昨日のことのように思います。

印刷はデータでなく版下から方眼紙とか定規とかでつくっていた時代。
テレビでも深夜なら平気でヌードがあった時代。
エロ本のヌードの女性は大抵は失礼ながら残念なルックスだった時代。
どこでも平気でタバコを吸っていた時代。
日本語のロックがなかった時代。
無意味におっさんが威張っていた時代。
いまや当時不便や不満に思ってたそんなことは全て解決してしまった気もしますが、そうなってみてはじめてそれって味気ないなーと気付きます。

ある意味その時代のネガティヴなウラ側が映画になって、やっぱりとても濃い世界があったのかと、それだけでも十分楽しめました。
映画としては、予告から感じられたものとはちょっと違ってテンポが遅いのもあり予想外かな。


前田敦子さん、とてもいいヨメ感でした。
ピンサロの店長と工場長ナイス。

時代とともにメガネが曇らなくなるのもいい。
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