2018年鑑賞no.45(劇場鑑賞no.37)
テアトル新宿 劇場① D-10
(前の人の頭が気にならなかったので視界良好)
原作未読。
予備知識無しに鑑賞してしまったが。。。
末井昭氏を全く知らず。
そんな状態での鑑賞。
鑑賞後、末井氏のインタビュー動画を見て原作を読んでみたいと思った。
この人面白い!
俄かに実話とは思えない経験をしている。
高度成長時代からバブル崩壊後の現在まで、その時その時でやりたいことに乗っかってきたからこそ、ジェットコースターの様な人生だなぁと感じさせられた!
映画になることも納得できる。
流石に当時のエロ雑誌は目にすることないし、女性なので男性の感覚はあまりわからないけど、アラーキーがこの頃から活躍してたことを初めて知った。
非常に昭和の雰囲気が懐かしい。
80年代は物心もついているので、衣装、小道具、セットに懐かしさを感じた。
末井氏も話していたが、キャスティングが素晴らしい!
末井昭を演じたのは柄本佑。
とても似ている!雰囲気もぴったり合ってたんだと言うことをインタビュー動画で知る。
食事会で合った2人は、履いてる靴もサイズも同じだったらしい。。。この上なくベストなキャスティングなんだと思い、また観たいと思った。
街を走ってペンキをかぶるシーンが印象的だったが、これも実話とのこと。
母親を演じた尾野真千子がすごく刺さった。
末井氏が田舎を出た後も使われる母親のシーン。病弱な役がミステリアスに映って美しい。
隣の息子と関係を持つという心理はこの時は読み取れなかったけど、末井氏のインタビューを見た後考えてみたら、余命短いが為の本能的な行動だったのを思い知る。
これを加味すると、改めて良い演技だと思う。
EDテーマの「山の音」も好き。
この作品で知ったのは、感じるままに生きるってことが羨ましいと思う自分。
人生は誰しも苦悩が大なり小なりあると思うが、末井氏やその母親の様に思い切って生きていたいな。