吉田ジャスティスカツヲ

素敵なダイナマイトスキャンダルの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

2.0
70'80'代のサブカルって2018年の今だからこそオシャレに受け取られるものです。
例えば同じ年に公開した映画なら『レディ・プレイヤー1』なぞがそれにあたると思います。

この映画はそれらが、正の意味でサブカルだったころのお話です。


私の年齢は15歳以上であり、詳細は黙っておきますが…
【完全に対象年齢を間違えてしまいました。】
本当なら、当時の主人公と同じくらいの時期を生きる観客への回顧録として面白い作品なんでしょうが…
それが私にわからないとしたら、もう映画力だけで勝負するっきゃない‼︎


さて今作の構成として…

主人公:末井昭の中学生〜50歳代?の人生を紹介するパートと…
尾野真千子さん演ずるお母さんが死に至るまでのシーンを、視点を変えて何度も映すパート…

それら各々のパートを、2分前後刻みに入れ替えながらお話が進みます。


ところが…ん?

サブカル含めて【さっき観た2分が、いま観ている2分に全く呼応していない⁉︎】

→だからいま観ているシーンにも、この先に繋がる要素なんて無いのか?
まじめに観ても仕方がないのか?

→場面同士が呼応するどころか、やっている仕事も思想もコロコロ変わる末井。

→それに気が付き腕時計を見ると40/138分しか経っていません‼︎

→だから【映画全体が退屈に感じました】
ただただ苦痛な時間を過ごしました😩


ラストシーンで、主人公のナレーションにより、あの日の母の行動と現在の自分を紐付ける言葉が出てきたのですが…
それを【もっと映画の端々に感じさせて】欲しかったなぁ。

何よりも、映画の大事なテーマをセリフで表現しないで欲しいなぁ。