ああ、あったねこういったビザール趣味
程度の感想しか浮かばない、、、
自分もこの世代ゆえになんだかなあ、、、
荒木経惟セクハラ問題が発覚直前に制作されているのも微妙なところだが、現在のモラル水準からはこの映画を楽しめないのも事実。というのも自分自身当時この手が大好きだったのでわかりすぎるから。変態とか、モンド、ビザール、性的に過激な表現などがポジティブな意味を持っていたし、ある種カウンターカルチャーだった。左翼文化人の寄稿もあったしそっち系のカルチャーだったのである。それがいつの間にか彼らはリベラルと名前を変え、ポリコレをぬるっと支持し始めた、、、え、、お前らビザールカウンターカルチャーを称揚していたじゃんか〜
僕はこのぬるっといつの間にか態度を変えるのが不誠実だと思う。その点本作はあっけらかんと当時の雰囲気を露出しており”誠実”だとは思うがとはいえ当時の雰囲気が今の時代にどう見えるのかについて批評的な視点を欠いていると考えざるをえないし距離感が近すぎる。
