上海十月

素敵なダイナマイトスキャンダルの上海十月のレビュー・感想・評価

3.8
本作の原作絡みで、ちょっとした出会いがありました。柄本祐が女装している写真が本作の宣伝でネットに上がっていて、ウーンどっかで見たことあるなぁと。但し、顔が全然違う、ニキビの跡が物凄い人の同じ格好の写真を原作の文庫本と共に家にあると。と言うのも高田文夫主催の「高田笑学校」のプレゼントで貰ったのでした。一等商品なのですが高田先生曰く「罰ゲームだな当たった人は、受付で」舞台でもらえるかと思ってたのでガックリ。受付のスタッフも半笑いで渡してくれました。読むには読んだんだけど持っていてもしょうがないので、赤坂のスナック 玉ちゃんに奉納するべく訪ねると玉さん本人がいたので仔細を言って渡すが、本人もウーンなんだかなぁと言う状況。まだ、あの写真と文庫本赤坂にあるのだろうか。ようやく本作ですが当時の状況が思い出される内容で面白かったです。音楽は、映画通の菊地成孔だったので、よくわかっているなって感じの曲で映画を観ている気分満載です。照明も陰影があって演者の気持ちが反映していて最近見かけないほど良かったですね。ただお母さんの件が長い気がしました。前田敦子は、不幸な感じが似合う。笛子の三浦透子が素晴らしい。今で言うところメンヘラになるあたりが凄い。主人公の末井昭さんは、今や文化人になっている。人生ってわからない。
上海十月

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