ヤズカシバド

素敵なダイナマイトスキャンダルのヤズカシバドのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

末井は只々退屈で鬱屈してたんだと思う。新しい事を始めるんだけど、上手くいくいかないに関わらず、ルーティーン化していくとなんだか不安になっていく。良く言えば常に変化を求めているし、悪く言えば衝動的で向こう見ず。でもそこからしか発せられる抗えない魅力が確かに有って、それが昭和のアングラ界隈のギトギトしたエネルギーを生み出していたんだと思う。出演者が全員とても良くて、特に柄本祐、峯田和伸、前田敦子が最高。唯映画そのものはなんだか間延びした感じがして、前半で飽きてしまった。自伝を基にしてるからか、ダラダラと確認作業をしている感じ。最初は良かったので残念だった。