あな

映画 中二病でも恋がしたい Take On Meのあなのレビュー・感想・評価

4.0
原作は読んでいないけど、アニメシリーズと1回目の劇場版は抑えている状態で鑑賞。
この「中二病でも恋がしたい」という作品は個人的に思い入れの強いアニメ作品の一つでもある。というのは、この作品を観る前はライトノベルがアニメ化された作品いわゆる萌えアニメを観たことがなく、毛嫌いしていたところもあった。しかし友人の薦めで渋々見てみるとこれが何とも面白く、ハマってしまい、その影響で面白いアニメ作品とたくさん出会うことができた。だからこの作品がなければ「涼宮ハルヒの憂鬱」「けいおん!」「魔法少女まどか☆マギカ」等々の神作品とも出会うことがなかったのだ。そういう意味でこの作品は自分の視野を広げてくれた思い入れのある作品だ。
アニメシリーズの1期が終わってからしばらくして2期が放送されたが、取って付けたような内容とマンネリ化を感じられるストーリーが期待していたものと違っていて途中で観るのをやめてしまった。けれどこの新作を観るにあたってやっぱり完璧に抑えた状態で臨みたいということで、渋々観たのだが、観始めたところが6話からでここからが見所だったらしく普通に最終回まで楽しめた。それまで嫌いだった七宮も好きになれたし。
で、今作の鑑賞。期待通りだった。さすがは京都アニメーション、完成度が高いなぁ。日常の些細な描写やキャラクターたちの動作や表情がとてもリアルでキモチがいい。内容も駆け落ちという締めくくりにはちょうどいい展開だと思うし、ピュアカップルのそれは初々しくてキュンキュンした。しかし、現在成人であり未だに恋愛経験のない私にとっては嫉妬やガキが!という気持ちもあってムカつくところもあった。けどホテルでの絡みやラストシーンなんかはよかったし、そこからの締め方もグッときた。まさに巧み!森サマーと凸守のコンビも可笑しかったし、全体的に楽しめた。けど、一色の扱い方が何とも哀れで同情してしまう。1期ではいいやつ、ムードメーカー、勇太の親友みたいな感じで描かれていたものの、2期以降は勇太からもほぼ無視され、出番も少しだけ、とても哀れでならない。ラストも取って付けたような感じだったし、。そんなに悪い奴ではないと思うのに。考えてみればアニメシリーズが放送された当時は自分はまだ中高生だけど、今では勇太や六花よりも年上になってしまったんだなぁと時の流れも感じさせられた。良作!