むかーしむかし、木村大作さんの鬼気迫るカメラワークを間近で拝見したことがあって、本当にこの人は狂人だ!と思ったのが蘇りました。
変わってませんねぇ、というか更に様子がおかしくなってないですかねwww
なにあの吹雪!見えてるの?!って突っ込みたくなる場面に、ひとり肩を揺らしながら笑いを堪えていると、場内のあちこちからすすり泣く声が聞こえ、自分がいかに斜め観しているか反省の念しきりも、やっぱり狂人の表現する(褒めてます)絵にいちいち見惚れていました。
やっぱすげーよ、じじい。(褒めてます)
演者は特に感想はないです。
皆、自分の仕事に忠実だなぁと思っただけで、敢えて言うなら黒木華はちょっと違う気はしました(黒木華のファンですが)。
柄本時生さんのキャラに、重い場面が続く中、ずいぶん癒されました。
このデジタルの時代に、敢えてのフィルム撮りで、CGなしのオールロケ。
昔は当たり前だったことが、いまは贅沢の極み。
じーさんの遺志を継ぐ者が現れてくれることを祈るばかりです。