もりりた

バック・トゥ・ザ・フューチャーのもりりたのレビュー・感想・評価

4.5
高校生のマーティはドク博士から呼び出され
行ったショッピングモールの駐車場 そこには
デロリアンを改造したタイムマシンがあった
未来に行くドクの実験に付き合わされるマーティ
だが開始直前タイムマシンの燃料である
プルトニウムを盗まれたリビア人が現れ
ドクに報復を仕掛けて銃撃戦になる
マーティが車に逃げ込み走らせると
意図せずタイムマシンが作動
マーティは30年前の街にタイムスリップしていた


昔に戻って実感する変わらない父
純粋だったと自分語りしていた母のギャップ笑
笑える場面の一方で未来が変わる危機を
どう乗り越えるかという緊張感もある濃い内容
上映時間は短いが満足度は高い

さすがにCGは見劣りするが
時計台にぶら下がるドク博士のシーンの様に
スリルは充分で古さはそこまで目立たない

自分が動くことで何かが変わる
生き方のポイントを突くメッセージもある
楽しいだけでなく気付きもある名作


短い上映時間だが笑いを交えながら
起伏あるストーリーや個性的なキャラクターの
面白さをしっかり見せている

突然過去にスリップして戸惑うマーティに始まり
最終的に自ら勇気を振り絞るジョージの成長
わかりやすいメインの話に加え
カルバンクラインや檻好きな叔父のジョーイ等
思わず笑ってしまう小ネタも楽しい

楽しさが詰まっており夢中で楽しめる


「女が男を追いかけるなんて」
ジェニファーに苦言する母ロレインの
若い時の恋愛体質丸出しが面白い

酒やタバコ、性的な知識に関してまで
マーティが引くほど身につけていた
母の語りとギャップがありすぎて笑えた

過去は美化されるというあるあるの体現
誰かの自分語りは信用してはいけないし
自分も気をつけようと再認識した笑


若い頃から弱々しかった父ジョージ
ナヨナヨしているだけではなく 女性の家を覗く
スケベさも併せ持つ とことん救いようがない笑

一方でお膳立てはあったものの
勇気を振り絞った大胆なアクションが
その後の人生を大きく変えるのが面白い

人生における勝負所の意味合いを
わかりやすく楽しく教えてくれる映画
シンプルだけど力強いメッセージだった


楽しいコメディベースで感動もできる名作
万人にオススメしたい映画です
もりりた

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