★1989年に続き2回目の鑑賞★
この題材、出演者の顔ぶれと演出面をとってみると軽薄な映画という印象になるのは必然で、それはある程度否定はできず、重厚な内容の作品の方が好みの私にしてみればなかなか高評価はつけずらい種類の作品なのだが、そんなことはお構いなしに満点評価。
タイムスリップというワクワク感をベースに、男の友情やちょっとしたロマンスの味付けもコメディ的要素もちょうどよい感じで、冒頭からの登場人物の発言や行動がタイムスリップ先との時間差展開の中で完璧に回収される脚本も非の打ち所がない。
全編通じて無駄な場面が一切なくてとにかくテンポがすごく良い。また、タイムスリップものにありがちな懐疑的な展開も最後まで感じさせない。
全くけちのつけようがない内容で奇跡的な出来栄えの名画。あらゆる映画評論サイトで軒並み高評価であることも納得の、映画の醍醐味を間違いなく堪能できるエンターテインメント作品の最高峰。