ノラネコの呑んで観るシネマ

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

3.2
タイトル通りの内容。
なぜか毎日死体コスで夫を迎える、不思議妻の榮倉奈々がものすごくカワイイ。
しかし、さすがにこのアイディアだけで2時間の映画は持たない。
死んだふりをきっかけにして「幸せな結婚とは?」を描いてゆくのだが、ちょっと単調。
基本的に、最初から最後まで夫の安田顕が彼女の死んだふりの意図を測りかねて、なんとかやめてもらおうと悩んでいる。
それに、夫の後輩の大谷亮平と野々すみ花夫妻の葛藤が絡むのだが、メインプロットがずっと同じことの繰り返しで進まない。
最終的には死んだふりの理由も理解はできるのだが、夫が明らかに困っているのに、あそこまでしつこいと元々メンタルに問題ある人に見えてくる。
愛の表現も文学的過ぎだろ。
たまたま本読んだから良かったものの、あれじゃ一生伝わらないぞ。
まあ私なら榮倉奈々があんな他愛ないイタズラ仕掛けてくるなら、一生付き合うけどねw